従業員の確保や定着に頭を悩ませている経営者の方は多くいらっしゃいます。
企業は、従業員の確保や定着のために、
色々と対策を取っていると思います。
同じ対策を講じるならば、
条件が合えば、助成金の活用をおススメいたします。
職場定着支援助成金(雇用管理制度助成コース)は、
「評価・処遇制度」「研修制度」
「健康づくり制度」「メンター制度」などの
制度を導入することで雇用管理の改善を行い、
人材の確保・定着を図る事業主に対して助成する制度です。
今回ご紹介する「健康づくり制度」は、
事業主が新たに従業員の健康づくりに
資する制度の導入・実施を行った場合、
「制度導入助成」として10万円を支給するものです。
また、導入した制度の適切な運用を経て
従業員の離職率の低下が図られた場合に、
「目標達成助成」としてさらに60万円が支給されます。
このように、この助成金は制度導入と目標達成の2段階に
分けて支給されるのが特徴です。
この助成金を受給するためのポイントは以下の通りです。
(1)法定の健康診断以外の項目に関する健康づくり制度
(人間ドック、生活習慣病予防検診、腰痛健康診断など)を導入する。
(2)医療機関への受診等により費用を要する場合は、
費用の半額以上を事業主が負担している。
(3)事業主が診断結果・所見等の必要な情報の提供を受けて、
その状況に対応した必要な配慮を行うことを目的としたものである。
(4)導入した制度が実施されるための合理的な条件
及び事業主の費用負担が労働協約又は就業規則に明示されている。
(5)雇用管理制度整備計画期間内に退職が予定されている者のみ
を対象とするものでない。
なお、実施する健康診断の項目が助成金の対象になるか否か
については詳細な基準が設けられています。
厚生労働省のホームページなどで確認をして下さい。
最近では企業が従業員の健康管理を経営課題として捉え、
健康保持・増進に向けた活動に積極的に取り組む
「健康経営」の考え方が広まりつつあります。
この助成金を活用して雇用管理の改善を図り、
人材の確保・定着を図ってはいかがでしょう?
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